2026年の最初の4カ月間、香港の小売市場に新規参入したブランドのうち、中国本土のブランドが5分の1以上を占め、これまでの飲食中心からファッションや美容といったカテゴリーへと軸足を移している。
不動産コンサルティング会社のJLLの報告によると、今年1月から4月にかけて香港の小売市場に新規参入したブランドのうち、中国本土ブランドの割合は20%を超えた。2025年通年の同割合は約30%だった。
これらのブランドの業種構成は著しく変化している。第1四半期に参入した中国本土ブランドのうち、飲食事業を手がけるのは25%にとどまり、2025年の73%から大幅に減少した。
JLLのリサーチ部門シニアディレクター、キャシー・チャン氏は、中国本土のブランドがデザイン、製品の品質、ブランドイメージをより重視するようになっていると指摘した。また、新規参入ブランドの業種は現在、ファッション、美容、スキンケア、フレグランス、皮革製品、宝飾品にまで広がっていると付け加えた。
アナリストらは、香港は今後もこうしたブランドを惹きつけ続けると予測しており、市内の景気回復がまだら模様となる中で、不動産所有者が空き店舗を埋める一助になるとみている。