フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は7月27日、フィリピンが手頃な価格でクリーンな電力を実現するために原子力エネルギーの生産を検討すべきだと述べた。
フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、2026年7月27日に下院で行われた第5回施政方針演説において、「さらに一歩踏み込み、原子力エネルギーの生産について再検討すべき時期が来ているのかもしれない」と述べた。マルコス氏はまた、原油輸入への依存を減らす取り組みの一環として、マランパヤガス田、新たな石油開発契約、および水素ガスについても言及した。
マルコス氏は、安全性と国民への教育を徹底すると強調した。「我々はこれが安全であることを保証する。また、原子力エネルギーが我々にもたらす恩恵について、国民に十分に説明していく」と述べ、医療、農業、浄水、プラスチックのリサイクルにおける原子力技術の既存の活用事例を挙げた。
フィリピン原子力研究所(PNRI)が関連する研究開発を行っているほか、下院ではマーク・コファンコ議員が同技術の導入を提唱している。一方、批判的な意見を持つ人々は、手頃な価格の再生可能エネルギーが必要であると主張し、核廃棄物や災害のリスク、バターン原子力発電所の再稼働に対する反対論などを指摘している。