フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領が5回目の年頭教書演説(SONA)で強調した諸施策について、複数のセクターから、その恩恵を実感できていないとの声が上がっている。
7月27日(月)、マルコス大統領は「Benteng Bigas Meron Na(1キロ20ペソの米)」プログラムや「KADIWAセンター」、農家・漁師・家族に対する大統領支援金など、1,200万人のフィリピン国民が恩恵を受けたとされる施策を強調した。IBON財団のオードリー・デ・ヘスス氏は、インタビューに応じた農家からは、貧困と汚職が続く中での政府の公約にうんざりしているという声が聞かれたと述べた。カガヤン・デ・オロのマーシー・ワベ氏は、米の支援は多くの先住民族コミュニティには届いておらず、価格は依然として少なくとも1キロあたり50ペソであると指摘した。若者団体からは教育計画に対する疑問の声も上がった。「Pamatan‑on Kontra Kurapsyon」のマット・ゴンザガ氏は、高校生の就業体験プログラムが無償労働を目的としているのではないかと問いかけた。集会に参加した先住民族の代表者らは、バンサモロ計画などにおいて自分たちのニーズが見過ごされていると主張した。その他にも、経済改革、汚職対策、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾、LGBTQ+の権利など、未解決の課題が指摘された。