ニューヨーク州のベティ・ローザ教育長は、ヘムステッド公立学区で5月19日に行われた理事選挙の結果を無効とし、60日以内に再投票を行うよう命じた。この決定は、エイプリル・キーズ地区書記官による不正疑惑を詳述した51ページにわたる請願書を受けたもの。捜査当局によると、この不正工作は現職理事のビクター・プレット氏を有利にする目的があったとされる。
ローザ教育長は、不在者投票に対する組織的な妨害の証拠が浮上したことを受け、今回の措置に踏み切った。監視カメラの映像には、DJ Vic-Loverの名で地元のDJとしても活動するプレット氏が、選挙前夜にキーズ氏のオフィスで約90分間過ごし、最大125通の封筒の束を手に立ち去る様子が記録されていた。
数日後、ゲイリー・ラッシュ教育長が学食のゴミ箱の中から、破られた投票用紙と細断された申請書の袋を発見した。この袋は後に、キーズ氏の指示で屋外のゴミ箱に移されていたことが判明し、用務員によって回収された。投票申請書の9枚は同一人物の筆跡とみられ、わずか3分間で処理されていた。
プレット氏は機械集計では3位だったものの、最終的に81票差で当選していた。ナッソー郡地方検事局は刑事捜査を開始しており、再選挙を監督するための暫定書記官が任命されている。