新しい研究により、赤ちゃんは生後数日で基本的な数の感覚を処理する脳のメカニズムを備えていることが明らかになった。研究チームは脳波(EEG)測定を用いて、新生児が異なる数量をどのように識別しているかを実証した。この発見は、この生来的な能力を示す初めての神経科学的証拠となる。
イタリアのトレント大学の研究チームは、生後0日から3日の新生児21名を対象に、脳活動を監視するための脳波キャップを装着させた。赤ちゃんには、4つまたは12つのグループに繰り返される音節を記録した音を聞かせ、それと一致、あるいは不一致するドットのセットを見せた。
ドットの数が音節と一致した際、頭頂側頭領域における電気的活動が減少した。数量が一致しない場合には活動が上昇しており、これは成人に見られるパターンと同様の反復抑制を示している。
本研究を主導したマルコ・ブイアッティ氏は、この能力は捕食者や食料の判別といった生存に必要なタスクにおいて進化学的な利点をもたらすと指摘した。この研究成果は2026年5月にbioRxivに掲載された。