ニデックの創業者である81歳の永守重信氏が、会計上の不正が発覚し会社の評判を損ねたことを受け、会長の職を辞任した。この決定は、同社の急速な成長を優先した戦略に対する監視の強化を背景としている。
ニデックは世界最大の小型モーター製造企業として知られ、消費者向け電子機器、自動車、データセンター向け部品を幅広く提供している。同社は金曜日、永守重信氏が自ら会長職を辞任したと発表した。後任には最高経営責任者の岸田光哉氏が就任し、永守氏は名誉会長として残り、「ニデックグループのさらなる改善に取り組む」との声明を出した。
永守氏は1944年生まれで、積極的な手法により同社を150億ドル規模の企業に成長させた。しかし、最近の不適切な会計処理の疑いが相次ぎ、提出書類の遅れ、信用格付けの低下、東京証券取引所からの上場廃止のリスクを引き起こしている。これらの問題は、同社の成長至上主義のアプローチに疑問を投げかけている。
この辞任は、企業統治の強化を求める声の高まりの中で行われた。ニデックはこれまで、こうした会計問題により評判を傷つけられてきた。