野村ホールディングスの岡田国太郎社長は、読売新聞のインタビューで、他社従業員向けの株購入会を通じて個人顧客を増やしたいと熱意を語った。スマートフォンアプリと対面相談を組み合わせたハイブリッドサービスを推進し、50代以下を中心に証券口座開設が増加している点を指摘した。富裕層向け事業の拡大とともに、2030年度までに保管資産を37兆円に60%増やす目標を掲げている。
野村ホールディングス(野村HD)の岡田国太郎社長は、2025年12月21日の読売新聞インタビューで、個人顧客の拡大に向けた戦略を明らかにした。主に他社の従業員株購入会を活用し、50代以下を中心に証券口座の開設が増加している点を挙げ、「保管手数料で収益を生む事業に育てる」と述べた。
富裕層向け事業の強化とともに、保管資産(投資信託など)を2024年度比60%増の37兆円に引き上げる目標を設定。企業向け事業では、国内外での採用投資を増やし、M&Aや株式非公開化の取引高が過去最高を記録した点を強調した。跨境境買収などのアドバイザリーサービスを強化する方針だ。
同社は12月25日に創業100周年を迎える。「次の100年の基盤を築く時だ。グローバルビジネスを目指す文化を続けていく」と語り、資産運用事業の拡大を次の成長分野と位置づけた。この戦略は、デジタルと対面のハイブリッドアプローチにより、幅広い顧客層を取り込む狙いがある。