三井住友フィナンシャルグループは、2030年頃を予定していた2兆円の連結純利益を、2026年度から3年間で達成する可能性があると、社長の中島透氏が述べた。国内事業の好調を背景に、AIを含むIT投資を拡大し、記録的な利益を予想している。
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は、国内事業の活況により、連結純利益2兆円の達成を予定より前倒しできる可能性を否定できないと、中島透社長が最近のインタビューで語った。この目標は当初、2030年頃と見込まれていたが、2026年度から始まる3年間の次期中期経営計画期間中に実現するかもしれない。
中島氏は、「国内事業の好調を背景に、2兆円達成の可能性を否定できない」と述べた。金利上昇と企業からの資金需要増により、コア事業が大幅に成長しているという。2025年度(2026年3月期)の純利益は過去最高の1.5兆円を見込んでおり、「現在の事業環境は来年以降も変わらず続く」との見方を示した。
次期計画では、AI分野を含むIT投資を約1兆円に拡大する方針だ。これは現行の3年間計画(2025年度まで)の約8000億円から増加し、グループの基幹システム更新に充てられる。「AIをさらに活用し、基幹システムを更新するため、IT投資を大幅に増やす必要がある」と中島氏は強調した。
個人向け総合金融サービス「Olive」の口座数は9月末時点で650万件に達し、当初の予想を上回った。サービス開始から5年で1200万件を目指すが、「予想より早く目標に到達できると思う」と自信を示した。