共和党のマイク・デワイン・オハイオ州知事は、判決から執行までの長い期間や死刑が殺人に対する抑止力にならないとの自身の考えを理由に、州議会に対し死刑制度を廃止するよう求めている。1980年代初頭に州議会議員としてオハイオ州の現代的な死刑法制定に貢献したデワイン知事は、2027年1月に終了する自身の任期の最終段階に入り、この主張を行っている。
マイク・デワイン知事はオハイオ州の議員に対し、州の死刑制度を廃止するよう強く求めた。知事は、制度上の長い控訴期間やその他の現実的・道徳的な懸念が、死刑の抑止効果を損なっていると主張している。
デワイン知事は、近年の執行を遅延の証拠として挙げている。同氏によると、オハイオ州で行われた過去10回の死刑執行において、判決から執行までの期間は平均で約21年(14年から32年)に及んでおり、この時間的間隔が実務上、死刑が殺人を抑止しているという主張を困難にしていると指摘した。
また、執行に携わる人々への負担についても言及し、元当局者らがこのプロセスに参加することによる長期的な心理的影響について述べていることを明かした。
デワイン知事は現在死刑囚監房に収容されている人々の減刑については明言しておらず、まずは議会による廃止に向けた動きを促すことを強調している。オハイオ州では2018年以来死刑執行が行われておらず、デワイン知事は知事就任以来、致死薬の調達が困難であるという理由で、予定されていた執行を繰り返し延期してきた。