新宿のパークハイアット東京は、19ヶ月の修復工事を終え、12月9日に再オープンした。コンクリート骨格まで徹底的に改修されたにもかかわらず、ホテルのコスモポリタンな魅力は以前のまま保たれている。長年の宿泊客からは、ホテルのアイデンティティが失われるのではないかという不安の声が上がっていた。
パークハイアット東京は、新宿パークタワー内に位置する象徴的なホテルとして知られている。2025年12月9日、19ヶ月の「修復」工事を経て再オープンした。この工事では、共有スペース、フィットネス施設、レストラン、客室がすべて解体され、コンクリート骨格まで剥ぎ取られた後、再構築された。一部の要素は以前のまま復元されたという。
この改修は、古代ギリシャの思想実験「テセウスの船」を連想させる。船の部品を徐々に交換していくと、いつしか新しい船になるのか、という問いだ。ホテルの場合も、物理的な構成要素を超えたアイデンティティが存在するかどうかが問われる。改修発表時、長年の宿泊客からは建設の埃の中でホテルの魂が失われるのではないかという懸念が表明されていた。
ハイアット側はこれを「修復」と位置づけ、新たな船ではなく同一のホテルだと強調する。東京の観光やラグジュアリー分野で注目されるこの再オープンにより、ホテルの魅力が維持されたことが確認された。