中国のテスラ運転手らが、オートパイロットやフルセルフドライビング(FSD)の使用中にドライバーの注意力を監視する車内カメラを無効化するため、小型のプラスチック製フィギュアの頭部を利用している。これらの製品は、旅行の相棒やダッシュボードの装飾品として、電子商取引プラットフォームで20ドルから50ドルで販売されている。
中国のテスラ モデル3のオーナーが、ルームミラー付近にドウェイン・ジョンソンに似たフィギュアを設置し、ひまわりの種を食べながら動画を撮影したところ、30分間走行しても安全警告が一度も作動しなかったと報告されている。テスラのドライバー監視システムは、車内カメラを使用して頭部の位置や目の動きを追跡する仕組みだが、プラスチック製の頭部を正面に向けて配置すると、システムの検知基準を満たしてしまう。これは、トルクセンサーを欺くハンドル用ウェイトなど、以前から行われている監視回避の試みの一環である。テスラは規制当局が一部製品に対処した後、監視手段を車内カメラへと拡大した。テスラは最近中国でFSD(監視下)を導入したが、10人のオーナーから詐欺で訴訟を起こされている。また、米国家道路交通安全局(NHTSA)はFSDに関連する80件の交通違反を確認しており、調査対象を320万台の車両にまで拡大している。