NianticはPokémon Goアプリ経由で取得された画像を活用してNiantic Spatialの地理空間AIモデルを訓練している。このモデルは300億枚の都市画像に基づいて構築され、配送ロボットなどのアプリケーションでセンチメートルレベルの位置精度を実現する。Nianticの利用規約ではこうした画像がマッピングデータとして蓄積されることが明記されている。
Pokémon Goの開発元であるNianticは、プレイヤーが撮影した画像を活用してNiantic Spatialの地理空間AIの取り組みを進めている。Niantic Spatialは、機械、ロボット、ARグラスがセンチメートルレベルの精度で物理世界をナビゲートできるデジタルマップを作成することを目指している、とEurogamerが引用したMIT Technology Reviewの記事によると。このAIモデルは都市環境からの300億枚の画像で訓練されており、多くの場合ゲーム内のホットスポットであるジム近くでさまざまな角度や時間帯に撮影されたものだと、EurogamerとKotakuが報じている。このデータは信号干渉の多い都市部で従来のGPSを上回る視覚的位置特定システムを支えている。Niantic Spatialは米国と欧州の都市でラストマイル配送ロボットを展開するスタートアップCoco Roboticsと提携している。このパートナーシップはARが未来の技術と見なされていた時代に始まったが、その応用範囲は進化している。Niantic SpatialのCTOであるBrian McClendon氏は「マップは詳細になるだけでなく、ますます機械によって利用されるようになっている」と述べた。彼はさらに「世界中で100万以上の場所であなたを精密に位置特定できる…あなたが立っている場所を数センチの精度で把握しており、最も重要なのはあなたがどの方向を見ているかだ」と付け加えた。Niantic SpatialのCEOであるJohn Hanke氏はCoco Roboticsとの提携を、現実世界の変化に合わせて更新され、より多くのロボットからのデータを組み込む動的な仮想世界シミュレーションというビジョンの始まりだと表現した。EurogamerはNiantic SpatialをNianticからのスピンアウト企業と形容し、Kotakuはサウジアラビア資本のScopelyによるNiantic買収に続く昨年設立のAI特化子会社だと報じている。Nianticの規約および条件では画像がマッピングデータとして蓄積されることが記載されている。