中国の独立系時計師である銭国彪氏は、同氏初となる部分的なスケルトン仕様の腕時計「Skylight Original」と「Skylight Sun」を発表しました。両モデルとも手巻きキャリバー「AB-05」を搭載しており、ムーブメントの構造を露出させるオープンワークの文字盤が特徴です。これらの時計は、今月ジュネーブで開催される「Time to Watches」でデビューする予定です。
銭国彪氏の「Skylight」モデルは、以前の作品で見られたテンプやブリッジの露出といった設計アプローチをさらに進化させたものです。新しい文字盤では、ギアトレインやキーレスワークスをより広範囲に露出させつつ、整理されたレイアウトを維持しています。銭氏は「私はこれまで常に、時計はその魂を決して隠すべきではないと信じてきました。初期の作品では、着用者が一目見るだけで鼓動を感じられるよう、テンプやゼンマイ、ブリッジを前面に配置していました。Skylightではさらに一歩進んで、ムーブメントと文字盤が一体となって生きている構造物のように感じられるよう、構造を解き放ちました」と述べています。ケース径39mm、厚さ10mm、ラグ・トゥ・ラグ46mmという寸法が優れた装着感を実現しており、風防と裏蓋にはサファイアクリスタルを採用、50m防水を備えています。キャリバーAB-05は毎時18,000振動で駆動し、40時間のパワーリザーブを誇ります。「Skylight Original」はインダストリアルな美学を採用している一方、「Sun」バージョンはゴールドトーンのハンマー仕上げの文字盤にブルーのストラップを組み合わせ、個性を高めています。文字盤の製作工程について銭氏は「ハンマー仕上げの文字盤技術は、本プロジェクトにおいて最も要求が厳しく、かつやりがいのある挑戦の一つでした。すべての打撃を慎重にコントロールする必要がありました。弱すぎればテクスチャが消え、強すぎれば金属が歪んでしまうからです。一つひとつの文字盤を完成させるには、20時間以上の集中したハンマー作業と仕上げが必要でした」と語りました。価格は29,000スイスフランで、生産数は「Original」が12本、「Sun」が18本の限定となっています。