独立系ファッションブランドのRachel Comeyが、2026年に設立25周年を迎える。アクティブな女性に合う服で知られる同ブランドは、小規模な事業から成長を遂げ、現在カリフォルニアとニューヨークに4店舗を展開しており、間もなくマンハッタンのウエスト・ビレッジに5店舗目がオープンする予定だ。創設者のRachel Comeyは、9.11の直前にデビューしたニューヨーク・ファッション・ウィークから現在までのブランドの歩みを振り返る。
Rachel Comeyは2000年代初頭に自身のレーベルを立ち上げた。当初はメンズシャツを製造していたが、その後レディースのデイウェア、デニム、バッグ、シューズ、ジュエリーへと注力する対象を広げた。53歳になった現在、マンハッタンのノーホー地区で活気あるスタジオを統括するComeyによると、黒字化するまでに6年を要したという。正式なファッションの教育を受けていないデザイナーである彼女は、アートやギャラリー勤務、スタイリングといった自身のバックグラウンドを生かし、変化する業界トレンドの中で独立してブランドを築き上げた。かつてブルックリンにあったブティック「Bird」の創設者Jen Mankinsは、Comeyのアプローチを次のように称賛している。「彼女は服を、女性のアイデンティティを規定するものではなく、女性のアイデンティティを表現するための手段として捉えています。それは非常に革新的だと感じました」。同レーベルは、Zadie Smith、Cindy Sherman、Debbie Harry、Maggie Gyllenhaalといったクリエイティブな女性たちを魅了している。Smithは「彼女の服は、私たちを興味深いことをする興味深い女性に見せてくれる」と語った。Comeyは業界の規範に先駆けて、年齢や体型の異なる多様なモデルを起用し、2013年にはブルックリンのレッド・フックでJustin Vivian Bondや司会者のTracee Ellis Rossらが参加する親密なディナーイベントを開催するなど、ユニークな取り組みを行ってきた。2014年にソーホーにオープンした1号店は、大胆な色使いやパターン、テクスチャーを用いた、機能的でありながら実験的な服を求める顧客のニーズを理解する助けとなった。クリストファー・ストリートにオープン予定の新店舗は、Soft Networkがキュレーションする展示スペースとしての機能を兼ね備えるほか、読書会やレクチャーの場としても活用される予定だ。