ファッションブランドのLa Ligneは、ブランド設立10周年を記念し、定番アイテムをアップデートした「Perfect 10」コレクションを発表した。共同創設者のメレディス・メリング、ヴァレリー・マコーレー、モリー・ハワードの3氏は、トレンドが激しく移り変わる中で独立系レーベルを築き上げてきた10年間を振り返った。キャンペーンにはコニー・ブリットンが起用され、リラックスフィットのスーツや映画『ビッグ・リボウスキ』にインスパイアされたローブなどがフィーチャーされている。
La Ligneは2016年に設立された。元Vogueエディターのメレディス・メリングとヴァレリー・マコーレー、そしてRag & Boneで事業開発責任者を務めていたモリー・ハワードの3氏が共同で立ち上げたブランドだ。当時、SNSの台頭で加速していたファストファッションのトレンドサイクルに対抗し、多忙でスタイリッシュな女性のための現代的なユニフォームを作ることを目指した。メリングによれば、これは毎シーズンのランウェイのルックを追いかけるのではなく、Vogueの同僚たちがシンプルなブレトンTシャツやメンズシャツをシックに着こなしている姿から着想を得たものだという。3氏は2016年のD2C(直接販売)ブームで実店舗が時代遅れと見なされていた中、2019年にニューヨークで初の路面店をオープンさせた。ハワードは創業当初を「全員で総力戦」だったと表現し、ブランドの成功の裏には地道な業務の積み重ねがあったことを強調した。街中で顧客がLa Ligneの服を着ているのを見かけることは今でも喜びであり、チーム専用のSlackチャンネルで写真を共有し合っているという。マコーレーは、ブランドの主要顧客も自分たちと共に変化してきたと語る。独身時代の社交的な生活から多忙な母親業へとライフスタイルが変化する中で、ヒールよりもフラットシューズを好むといったニーズがデザインにも反映されるようになった。初期にはバンデージスカートに挑戦して失敗した経験もあり、それが「セクシーさは売れる!」と意気込んだものの「……シーン」という結果に終わり、ブランドの信頼性を貫くことの重要性を学んだとマコーレーは振り返る。今後の展望として、ハワードはデニムカテゴリーの拡充、ホームグッズなどの新カテゴリ参入、全米での店舗拡大、そして海外展開を挙げている。