オランダの研究チームは、ベーリング海峡に巨大なダムを建設することで、大西洋南北熱塩循環(AMOC)の崩壊を防げる可能性があるというシミュレーション結果を発表しました。この提案は、今月ウィーンで開催された主要な地球科学会議で示されたものです。
ユトレヒト大学のイェレ・ソーンス氏とヘンク・ダイクストラ氏は、高度な気候モデルを用いたシミュレーションを行い、同海峡を閉鎖することでAMOCが強化されることを明らかにしました。特に2050年までに建設を開始した場合、その効果が高いとしています。以前の低解像度モデルによる研究では結果が分かれていましたが、今回のスーパーコンピューターによる解析では、北ヨーロッパに温暖な気候をもたらす海流システムが驚くほど強力に回復することが示されました。