ロナルド・ファン・デル・ケンプは昨日、マレ地区の端にあるギャラリーで2026年秋のオートクチュールコレクションを発表した。ショーの様子はトゥルネル通り沿いの歩道にまで広がり、通行人がデザインを鑑賞できる演出となった。デザイナーは、オートクチュールをより日常的な観客にとって身近なものにすることに焦点を当てた。
デザイナーはバックステージで自身の取り組みについて次のように語った。「オートクチュールは手に負えないものになってしまったと思います。すべてが美術館のためのものになっていますから。でも、かつてはストリートの人々にインスピレーションを与えるものだったはずなので、カジュアルな要素を多く取り入れました」
彼はデニムのアイテムを、精巧なカットアウト、パッチワーク、シュレッディング、刺繍などで作り替えた。ジャン・デュビュッフェやクロード・モネへのオマージュなど、芸術的なリファレンスが随所に見られた。以前ケンダル・ジェンナーが着用したフローラルレースドレスを再構築したものもラインナップに含まれていた。
ショーの最中には、マヤン・リヒトがヘンリー・パーセルの「私が大地に横たわるとき」の一節を披露した。最後のルックには、もともとジョセフィン・ベーカーが1968年にパリのオランピアで開催されたレビューのために用意されていた刺繍入りのテキスタイルが使用された。