デザイナーのケヴィン・ジェルマニエが、パレ・ド・トーキョーで2026年秋のオートクチュールコレクションを発表した。ショーでは、アップサイクル素材やデッドストックを用いたエネルギッシュなデザインが披露された。
2018年にセントラル・セント・マーチンズを卒業したジェルマニエは、LVMH傘下のメゾンから出た過剰在庫や余剰品を使用してルックを制作した。巨大なポンポンのスカートは、花を飾るための素材にペイントを施して羽毛を模し、クリップオン式のブラジャーにはイヤーマフから取り出した筒状のビーズ(ビューグルビーズ)があしらわれたほか、胸当てにはカランダッシュ(Caran d’Ache)の鉛筆の先端のスパイクが取り入れられた。今回のコレクションのテーマは「Les Sulfureuses」で、デザイナー自身はこれを楽観的な色彩と花火の爆発と表現している。ジェルマニエは今シーズン、クリエイティビティと顧客が実際に着用できる実用性のバランスをとることに、より大きな自信を感じていると語った。これは彼にとって4回目のオートクチュールショーとなり、スイスのメーカーであるカランダッシュとのコラボレーションをはじめ、廃棄されたアイテムを魅力的な作品へと変貌させる彼の評判を確固たるものにした。