米上院司法委員会は、ドナルド・トランプ大統領が司法長官に指名したトッド・ブランチ氏の承認公聴会を7月15日と16日の2日間にわたり開催する予定である。司法長官代行であり、トランプ氏の元弁護団の一員でもあったブランチ氏は、自身の独立性や、「反兵器化」基金に関連する物議を醸した和解案について質問を受ける見通しだ。
米上院司法委員会は、ドナルド・トランプ大統領から司法省の正式な長官として指名されたトッド・ブランチ司法長官代行の承認公聴会を7月15日と16日に開催する。同委員会の声明や公式記録によると、ブランチ氏の指名については6月上旬に上院へ正式に送付されていた。
共和党からの支持が確実視されているわけではない。テキサス州選出のジョン・コーニン上院議員は、6月16日にブランチ氏と面会した後、協議は「前向き」だったとしつつも、同氏がトランプ氏の個人的な刑事弁護を担当していた経歴を踏まえ、どのように職務に取り組むのか明確にすることが重要だと強調した。
論点の一つとなっているのが、トランプ氏が内国歳入庁(IRS)に対して起こした民事訴訟の和解案に含まれていた「反兵器化」基金の設立計画である。司法省は5月に同基金の創設を公表し、ブランチ司法長官代行は、これを政府による「兵器化」の申し立てを聞き取り、対処するためのプロセスであると説明していた。しかし、その後の裁判資料や報道によれば、司法省は同プログラムに異議を唱える訴訟について、ブランチ氏が基金を「進めない」と明言したことを理由に、訴えの利益が失われていると主張している。
ノースカロライナ州選出のトム・ティリス上院議員をはじめとする共和党議員らは、この和解案と基金について懸念を表明しており、ブランチ氏の承認にあたって決定的な問題になり得ると警告している。
また、約1200人の元司法省職員からなるグループは、7月中旬の公聴会を前に、上院司法委員会に対しブランチ氏の指名に反対するよう要請していることが、書簡に関する報道で明らかになっている。
7月の公聴会では、ブランチ氏が司法省をどのように運営するのか、政治的中立性の確保や、中止された基金に関連するIRS和解条項の扱いなどが焦点になると予想される。