司法省が3月5日に発表した、司法省弁護士に対する倫理的申し立てについて州弁護士会の処分前に司法長官が審査を行うとする規則案から約2ヶ月が経過し、司法省は激化する議論に直面している。パム・ボンディ司法長官の退任とトッド・ブランシュ代行の就任に伴い、当局はボンディ氏、エド・マーティン氏、ドリュー・エンサイン氏に関わる事例を挙げ、政治的動機による申し立ての急増を指摘する一方、批判派はこれが州の監督権限およびマクデイド・マーサ修正条項を骨抜きにするものだと非難している。
「司法省弁護士に対する州弁護士会の申し立ておよび告発の審査」と題されたこの規則案は、現職または元司法省弁護士の公務上の行為に関して州弁護士会に提出された申し立てについて、司法長官が先制的な審査を要請する権限を与えるもので、内部調査は専門責任局が担当することになる。3月の当初案を基盤としつつ、司法省は政府の不正行為に対処するトランプ大統領令の中で、活動家による嫌がらせから弁護士を保護するものであると主張している。事例としては、パム・ボンディ元司法長官(フロリダ州)、エド・マーティン恩赦担当弁護士(DC)、および移民訴訟担当のドリュー・エンサイン氏に対し、「Lawyers Defending American Democracy」などの団体が提出した申し立てが挙げられる。提案発表時に指揮を執ったボンディ氏は4月2日に解任されており、ブランシュ代行が最終決定を下すとみられるが、司法省はNPRへのコメントを拒否した。ジョージタウン大学のマイケル・フリッシュ氏ら批判派は、連邦検察官に州の倫理規定遵守を義務付けた1998年のマクデイド・マーサ修正条項への違反であると指摘している。アメリカン大学のスーザン・カール氏は連邦政府の行き過ぎた権限行使であると見ており、米国法曹協会や民主党所属の州司法長官らも同様の立場をとっている。一方、14人の共和党州司法長官やAmerica First Legalなどの支持者は、司法省による弁護活動を萎縮させることなく、州の役割とバランスをとる統一的な連邦アプローチとして同案を支持している。