コロラド大学ボルダー校の研究チームは、ホッチキスの針のような形状をした粒子から、必要に応じて強度と柔軟性を切り替えたり、分解させたりすることが可能な素材を開発した。
フランソワ・バルテラ教授が率いる研究チームは、事務用のステープル(ホッチキスの針)のように絡まり合う粒子を設計した。この絡まり合いが、素材に引張強度と靭性の両方をもたらしている。
このプロセスは振動によって制御される。穏やかな振動を与えると粒子は互いに噛み合い、強い振動を与えると瞬時に分離する仕組みだ。
博士課程のサエド・ペゼシュキ氏は、この素材が強度と靭性を両立させていると指摘した。研究成果は「Journal of Applied Physics」に掲載された。
将来的な応用例として、リサイクル可能な建築資材や群ロボット工学などが挙げられる。現在、研究チームはオナモミの種子から着想を得た、より多くの突起を持つ設計のテストを行っている。