『プラダを着た悪魔2』が公開初週末に全世界で2億3,360万ドルを売り上げ、興行面で好調なスタートを切った。本作では、ミランダ・プリーストリー役のメリル・ストリーとアンディ・サックス役のアン・ハサウェイが再び集結し、苦境に立たされた雑誌『ランウェイ』を舞台に物語が展開する。製作陣は直前の判断で、新たなファッションモンタージュを追加したほか、物語の鍵となるミームの制作を人間のアーティストに依頼した。
金曜日に公開された『プラダを着た悪魔2』は、オープニング初週末に北米で7,700万ドル、海外で1億5,660万ドルを売り上げ、全世界で2億3,360万ドルの興収を記録した。本作には、『ランウェイ』編集長ミランダ・プリーストリー役のメリル・ストリー、特集担当編集者アンディ・サックス役のアン・ハサウェイ、エミリー・チャールトン役のエミリー・ブラント、クリエイティブ・ディレクターのナイジェル・キプリング役スタンリー・トゥッチといったスターが再集結した。新たにミランダのアシスタント、アマリ役にシモーヌ・アシュリーが加わり、トレイシー・トムズやティボール・フェルドマンも2006年の前作から引き続き出演している。監督はデヴィッド・フランケルが務め、脚本のアライン・ブロッシュ・マッケンナ、プロデューサーのウェンディ・フィネルマンも続投した。衣装デザインはモリー・ロジャースが担当した。物語の舞台は20年後のメディア業界で、『ランウェイ』は予算削減やテクノロジーの変革、読者の関心の低下に直面している。かつては絶対的な存在だったミランダも、会社からエコノミークラスでの出張を命じられるなど、弱さを露呈するようになる。一方、ヴァンガード社をリストラされたアンディは、ほとんど読まれないスウェットショップ(搾取工場)に関する記事を担当するため『ランウェイ』に復帰する。ナイジェルは、その皮肉の効いた知性で物語のハイライトをさらう存在感を見せている。製作陣は当初、前作の象徴的な『ヴォーグ』のシークエンスを繰り返さないようファッションモンタージュを排除していたが、ミラノでの撮影中に拡大版の追加を決定した。フランケル監督は『バラエティ』誌に対し、「撮影が進みミラノへ向かう途中で、観客からの期待を感じ、やはりやるべきだと考えた」と語っている。ハサウェイも「ファッションをもっと見たいという期待がある」と背中を押した。劇中音楽には、仮編集でテストしたマドンナの『ヴォーグ』がそのまま採用された。また、ミランダがファストフード店で働く姿を描いた映画のオープニングを飾るAI風のミームは、アーティストのアレクシス・フランクリンが制作した。そこには「嘘も一緒にいかが?」という皮肉なメッセージが添えられている。フランクリンは自身のインスタグラムで「デヴィッド・フランケル監督の依頼で描いたもので、純粋に楽しかった」と振り返り、X(旧Twitter)上ではAIではなく人間のアーティストが起用されたことにファンから安堵の声が上がっている。