衣装デザイナーのモリー・ロジャースが、Vogueのポッドキャストインタビューで待望の続編『プラダを着た悪魔2』の衣装について語った。メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチが出演する本作は、5月1日に劇場公開される。2006年のオリジナル版でもアシスタントを務めたロジャースは、前作のスタイルを尊重しつつ、自身の視点を取り入れることを目指した。
2006年のオリジナル版でパトリシア・フィールドと共に衣装を手がけたモリー・ロジャースは、今作への参加を「恋しかった人たちとサマーキャンプに戻ってきたような感覚」と表現した。彼女は前作の力強いDNAを引き継ぐことを重視し、「自分なりの視点を入れたかった」と語った。このフランチャイズの歴史を理解しているロジャースは、適任だと感じていたようだ。英Vogueのアリス・ニューボールドが司会を務めるポッドキャスト『The Run-Through』で、ロジャースは主要キャラクターの衣装について明かした。ストリープ演じるミランダ・プリーストリーについては、装飾を省いた力強いシルエットに焦点を当てたという。「[ミランダのような]権力を持つ女性には、非常に力強いシルエットが似合うことは明白でした。メリルのような女優であれば、過度な装飾は必要ありません」と彼女は述べた。大手ファッションハウスに勤務するエミリー・ブラント演じるエミリー・チャルトンは、ヴィヴィアン・ウエストウッド、リック・オウエンス、マルジェラなどのエッジの効いたアイテムを着用し、これらはCentury 21から調達された。記者として世界を飛び回るアン・ハサウェイ演じるアンディ・サックスは、『アニー・ホール』にインスパイアされた、ブレザーにネクタイを合わせた控えめなルックを披露した。ティーザー映像で話題となったヴァレンティノの「ロックスタッズ」パンプスについて、ロジャースは撮影現場にいなかったこと、またあの靴はキャラクターに合っていないと感じたと説明した。続編はオリジナル版とは異なり、多くのブランドが協力を渋った当時と違って予算規模も拡大した。ジョナサン・アンダーソンがブラントのために制作した特注のディオールを含む多くのルックが、編集の過程でカットされた。ロジャースはキャストとの協働を称賛し、「俳優が協力的であれば、より良い衣装になり、より良い映画ができる」と語った。なお、ストリープは撮影終了時に現場からあるアイテムを持ち帰りたいと希望したという。