インディアナ州の上院共和党が、下院での優位性を確保するためのトランプ氏支持の選挙区再編案を否決してから5か月、トランプ大統領は同案に反対したスペンサー・ディーリー上院議員ら共和党議員の対立候補を支持し、火曜日の予備選を前に党内対立を激化させている。
2025年12月の採決では、共和党が圧倒的多数を占める州上院において、21人の共和党議員が民主党側に回り、中間期での選挙区再編法案が31対19で否決された。ホワイトハウスからの圧力に屈しない形での反旗だった。スペンサー・ディーリー上院議員(共和党、ウェストラファイエット選出)は反対を公言し、連邦政府による行き過ぎた介入には抵抗すると誓っていた。この法案は、インディアナ州にある民主党の2議席を事実上排除することを目的としていた。
2026年5月5日の予備選が迫る中、トランプ氏は再選を目指す反対派共和党議員のほぼ全員に対して、対立候補を支持する姿勢を鮮明にした。ディーリー氏と対決するのは、マイカ・ベックウィズ副知事の事務所で補佐官を務め、ホワイトハウスでトランプ氏と面会したポーラ・コッペンヘイバー氏である。彼女はトランプ大統領からの直接的な支持があったと明かし、現職議員たちの姿勢が共和党の下院支配を危うくしていると批判した。「善を行う権力があるにもかかわらずそれを行使しないのであれば、それは恥ずべきことだ」
ディーリー氏は、これらの支持表明を単一の問題に基づく「脅し」であると退け、選挙区再編案に対する有権者の反対意見を指摘した。ディーリー氏は対立候補を50対1の資金力で圧倒しているものの、全米の団体がコッペンヘイバー氏の陣営に巨額の資金を投入しており、「Turning Point USA」のスコット・プレスラー氏のような活動家もウェストラファイエットで集会を開き、彼女こそが「真の保守」であると訴えている。同議席を巡る2022年の予備選は、1,000票未満の差という大接戦だった。
今回の動きは、トランプ氏とマイク・ブラウン知事が以前から示唆していた対抗措置に基づくものであり、2026年の中間選挙を見据えて積極的な選挙区再編を画策する共和党内の緊張関係を浮き彫りにしている。