ヒラ川流域での極端な積雪不足を受け、サンカルロス貯水池の貯水率は1%未満まで低下した。水位の低下により大量の魚が死滅し、2026年6月5日には同施設の無期限閉鎖が決定した。
今年の同流域における積雪量は、1991年から2020年の3月の中央値のわずか2%にとどまった。4月の河川流量は通常時の39%に過ぎず、農業用としての放水が続いたため、6月までに貯水量は400エーカー・フィート未満にまで減少した。
2026年5月22日の衛星画像によると、貯水量は389エーカー・フィートであった。これは2023年6月時点の貯水率約60%と比較すると激減した数値である。水位の低下に伴い酸素濃度が急激に低下し、オオクチバスやアメリカナマズ、放流されたマスなど、ほぼすべての魚が死滅した。
サンカルロス保養野生生物局は同貯水池を無期限で閉鎖し、死んだ魚の腐敗による健康被害のリスクについて警告を発している。同地は1930年以降、少なくとも20回干上がっており、過去には1976年と2018年にも魚の大量死が記録されている。
ニューメキシコ州の源流部では深刻な干ばつが続いている。2026年5月の米国海洋大気庁(NOAA)の予測では、夏の降水量が平均を上回る確率は33〜50%とされており、エルニーニョ現象の強まりが、同地域の降雨量増加につながる可能性もある。