カナーリは猛暑のミラノ、スカロ・ロマーナにて2027年春夏メンズコレクションを発表した。コレクションはインドネシアからシチリア島まで4つの行程をたどるスパイスルートをテーマに、変化する気候に対応する多様なレイヤリングに重点を置いている。
ステファノ・カナーリ氏は、このコレクションについて、デリバリー(納品)のサイクルではなく、旅行者の旅程に基づいて構成されたと説明した。アイテムは、第一行程の温かみのあるシナモンやセサミのトーンから始まり、東アフリカ沿岸の涼しげなリネンや日本のデニム、続いてギリシャのブルー系へと移り変わり、最後にシチリア沖のアリクーディ島を思わせるスノーホワイトと新しいブラックのパレットで締めくくられる。
レイヤリングが核となるコンセプトであり、日中の暑さと夜間の冷え込みに対応できるよう、ニットウェア、ブルゾン、ジャケットが組み合わされている。同ブランドは70以上のスタイルの中から20のルックを披露し、視覚的なインパクトを狙っただけのアイテムを避け、実用的なウェアに注力した。
カナーリ氏は、92年の歴史を持つ同メゾンが直面する課題について「92年続くメゾンにとって最も難しいのは、自分自身の内側で自らを再発明することです」と語った。トレンドに左右されないエレガントな選択肢としてブラックが導入され、マイクロチョークストライプをあしらったリネンクレープのスーツなどに採用されている。