外国情報監視法(FISA)第702条が、議会による更新の失敗を受けて金曜日に失効した。この失効は、トランプ大統領によるビル・パルテ氏の国家情報長官代行指名への反対が原因となっている。トランプ氏はその後、正式な長官としてジェイ・クレイトン氏を指名した。
民主党がパルテ氏の指名に反対したことを受け、議会は延長法案を可決しないまま休会に入った。議員らは、パルテ氏が情報収集ツールを政治的に悪用するのではないかとの懸念を示していた。ジョン・スーン上院多数党院内総務は、この職務には政治家ではなく専門家が必要だと述べている。
同条項に基づく情報収集活動は、既存の裁判所の認可により当面は継続可能である。企業には引き続き要請に応じる義務があるものの、法的な問題が生じる可能性を懸念する声もある。元NSA法務顧問のグレン・ガーステル氏は、この失効は議会が回避できたはずの不必要なリスクであると批判した。
トランプ氏は木曜午後、クレイトン氏の指名を発表した。前SEC委員長であり、現職のニューヨーク南部地区連邦検事である同氏が承認されれば、正式な長官に就任することになる。パルテ氏は短期間、代行としての役割にとどまる見通しである。
クリス・クーンズ上院議員は、クレイトン氏の指名については冷静に見極めるとしながらも、同氏には情報分野の深い経験が不足していると指摘した。上院は来週再開される予定だが、下院は6月22日まで休会が続く。