妻を殺害した疑いが持たれている元チャールストン市警官が、20年以上にわたる逃亡生活の末、中国から米国へ送還された。ダン・ヒアーズ・ジュニア容疑者は、長期にわたる国際捜査の結果、拘束され身柄を引き渡された。
53歳になるヒアーズ容疑者は、未成年者に対する性的不正行為の疑いで2004年にチャールストン警察を停職処分となった。同年11月に16歳未満の児童に対するわいせつ行為の容疑で逮捕されたが、保釈されていた。その後、2005年3月15日に出頭命令を無視して逃亡。同日、自宅で妻のリュドミラさんが後頭部を撃たれて死亡しているのが発見された。逮捕状が出されたもののヒアーズ容疑者の行方は分からなくなり、同日が最後の目撃情報となっていた。ヒアーズ容疑者は2018年、デビッド・ウィリアムズという偽名で上海に潜伏していたところを逮捕された。米国連邦保安局は中国当局や他の機関と連携して身柄引き渡しに向けた調整を行い、サウスカロライナ州への帰還が実現した。連邦保安局のガディアセス・S・セラルタ局長は「ダン・ヒアーズは公的な信頼を担う立場にありながら、最悪の形でその信頼を裏切った。彼がサウスカロライナ州に戻ったことは極めて重要であり、大きな成果である」と述べた。