香港のクリス・サン労働福祉局長は金曜日、高齢者や障害者を対象とした「2ドル運賃スキーム」について、月間の利用回数に上限を設けない方針を明らかにした。統計によると、270万人の対象者のうち、月間240回を超える利用者は平均でわずか約450人にとどまった。
クリス・サン局長は、上限設定により年間数十万香港ドルの公的資金が節約できる可能性があるものの、システムの改修やテストに推定3,000万香港ドルの費用がかかるため、経済合理性がないと説明した。昨年5月から今年4月まで月間240回を超えて利用した約450人のうち、障害者は約22%を占めており、これは全対象者に占める障害者の割合5%を大きく上回っている。同局長は、この数値が一部の障害者にとって通院やリハビリ、就労などの移動ニーズが高いことを示していると指摘した。また、制限を設けることはこうしたニーズに影響を与え、利用回数を気にする必要のない精神的負担を強いることになると付け加えた。