太陽系外から飛来したある彗星において、これまで太陽系内で観測されたどの天体よりも重水素を豊富に含む水の割合が劇的に高いことが明らかになった。この発見は、同彗星が我々の太陽系近傍よりもはるかに低温の環境で形成されたことを示唆している。研究チームは2基の主要な望遠鏡の観測データを用いてこの測定を行った。
3I/ATLASとして知られるこの天体は、太陽系内で確認された3番目の星間天体である。天文学者らが1年足らず前に発見し、直ちに詳細な追跡調査を開始した。ミシガン大学の研究チームがその水の組成を分析したところ、重水素の濃度が太陽系の彗星より約30倍、地球の海洋より約40倍高いことが判明した。