日本の投資家は2月に海外債券を過去最大規模で売却し、国内利回りの上昇が資金の国内回帰を示唆している。財務省の暫定データによると、純売却額は3.42兆円に上り、2024年10月以来の最大となった。
日本の投資家は、国内の利回り上昇に伴い、2月に海外債券を大量に売却した。財務省が木曜日に発表した暫定週次データによると、純売却額は3.42兆円(約218億ドル)で、2024年10月以来の最大規模となった。売却の大部分は2月20日終了週に集中した。
住友三井トラスト銀行のシニアマーケットストラテジスト、世良明子氏は、「日本国債の下落により生保各社が損失を計上せざるを得なくなり、外国債の利益実現で全体利益を管理している可能性がある」と指摘した。また、「国内利回りの上昇で外国債需要は緩やかになっているだろう」と述べた。
一方、木曜日の30年物日本国債入札では、投資家需要の指標であるビッドカバー比率が12カ月平均を上回り、最近の売却局面後の回復を示唆した。2月の10年物国債利回りは13ベーシスポイント低下し、8カ月ぶりの下落となった。
福国相互生命保険の証券投資部門固定収入グループ責任者、大泉博恵氏は、「昨年4月から低利回りの外国債を売却し、円建て債にシフトしている」と語った。「当面は現状を維持し、為替動向に応じて調整する予定だ」と付け加えた。
市場関係者は、これらの資金フローを注視し、国内債への回帰が続くかどうかを観察している。