日本の日経平均株価は10日、企業業績の好調と高市早苗首相の選挙大勝による政策期待から過去最高値を更新した。TOPIX指数も同様に記録を塗り替えた。外国投資家の資金流入がさらに加速する見通しだ。
東京証券取引所で10日、日経平均株価(.N225)は午前中の取引で2.5%上昇し、57,760.09で過去最高値を付けた。より広範なTOPIX指数(.TOPX)も1.9%高の3,854.16で記録的な高値を記録した。今年に入って日経平均は12%上昇している。
この上昇は、世界第4位の経済大国である日本で四半期決算発表シーズンが本格化する中、高市首相の前日の総選挙での圧勝が市場を後押しした結果だ。市場は、高市政権が大規模支出と税制緩和を推進できるとの期待で活気づいている。
ソニー・フィナンシャルグループの上席エコノミスト、宮嶋崇之氏は、「与党連合の総選挙での大勝により、積極的な財政政策への期待が高まり、国内株式市場に経済活性化の希望が広がっている」と述べた。
個別では、ケーブルメーカーの古河電気工業(5801.T)が前日の好決算を受け21%超上昇し、日経平均の最大の上げ幅となった。ITサービス大手のNEC(6701.T)は月曜日の自社株買い発表で7.2%高。AI投資の指標とされるソフトバンクグループ(9984.T)は10%上昇し、日経平均を大きく押し上げた。日経指数では188銘柄が上昇、36銘柄が下落した。
一方、野村証券のチーフエクイティストラテジスト、北岡智親氏は、高市政権が適度な財政拡大内で成長戦略を実施できるとの期待が高まれば、3カ月以内に10兆円(641億ドル)の純外国買いが入ると予測。安倍晋三元首相時代を上回る可能性もあると指摘した。