日本の日経平均株価は、テクノロジー株の売りが重しとなり、金曜日に上げ下げを繰り返した。投資家は日曜日の総選挙を控え慎重な姿勢を崩さず、基準となる日経225種指数は0.1%上昇の53,881.69で推移した。広範な東証株価指数(Topix)は0.5%上昇の3,671.61となった。
東京証券取引所で、投資家たちは金曜日に日経平均株価の行方を注視した。テクノロジーセクターの圧力が市場全体を圧迫し、半導体テスト機器メーカーのAdvantestは3.1%下落し、日経平均の最大の足かせとなった。これは木曜日の下落を継続する動きだ。一方、AI投資の指標であるSoftBank Groupは前セッションの急落から回復し、0.15%上昇した。
日曜日の総選挙を前に、財政緩和派のSanae Takaichi首相率いる与党連合が圧勝するとの見通しが、市場参加者の慎重さを助長している。野村証券のストラテジスト、Maki Sawada氏は、「昨夜の米国市場に倣い、高値の半導体やAI関連株が下落しているが、木曜日ほどの下げ幅ではない」と指摘。「過去数日で半導体株の下落が目立っているため、これらの高値株に押し目買いが入れば、日経平均の下げ幅は縮小する可能性がある」との見方を示した。
一方で、食品添加物メーカーのAjinomotoは10%急騰し、三菱自動車は8.5%上昇した。日経平均では129銘柄が上昇、93銘柄が下落した。カメラメーカーのNikonは通期予想を利益から純損失に下方修正した影響で8.5%急落し、最も大きな下落率となった。醤油メーカーのKikkomanは8.2%、精密部品メーカーのMinebea Mitsumiは6.5%下落した。また、米大統領Donald Trump氏の割安処方薬提供ウェブサイトの開始を受け、日本製薬企業の株価も軟調に推移した。
このような動きは、週全体で日経平均が1%程度上昇する見込みを示しているが、選挙結果次第で市場の方向性が変わる可能性がある。