シャロン・ガリン・エネルギー長官は、中東での紛争開始から3週間が経過し、原油価格が1バレル200ドルに達するというシナリオが決して非現実的ではなくなったため、フィリピン国民はライフスタイルを見直す必要があると述べた。
木曜日に行われたANCのインタビューで、シャロン・ガリン・エネルギー長官は、ブレント原油価格が1バレル200ドルを突破した場合、燃料への依存度を下げ、「あらゆるものの電化」を推進すべき時が来たと語った。同氏はインタビューの中で、「私たちはライフスタイルを変えなければならないと思う」と述べ、2月28日に紛争が勃発して以降、燃料価格の高騰を受けて自身は電気自動車(EV)を使用していると明かした。また、世界の石油の5分の1が通過するホルムズ海峡がイランによって封鎖された場合、フィリピン国内の燃料供給が予測不可能になる事態に警鐘を鳴らした。「最悪のシナリオは、供給が不十分になる、あるいは全くなくなることです。だからこそ私は、国内の経済成長のために石油を確保し、枯渇させないことに全力を注いでいます」と述べた。ガリン長官は、4月末までは供給が安定しているものの、フィリピン国民に対し、「小さな犠牲」として節電を呼びかけた。具体的には、不要な車の使用を控える、相乗りをする、在宅勤務を行う、ショッピングモールへの用事がない場合は外出を控えるなどを提案している。エネルギー研究所の「世界のエネルギー統計レビュー」によると、フィリピンの2024年の石油消費量は1日あたり48万6600バレルに達し、パンデミック前の水準に回復した。2014年から2024年にかけて年率3.7%の伸びを見せており、マレーシア、シンガポール、韓国を上回っている。他のアジア諸国ではすでに対策が講じられており、パキスタンやバングラデシュでは授業の中止、モルディブやネパールではLPGの配給制が導入されている。国際エネルギー機関(IEA)は金曜日、在宅勤務の推奨、高速道路での速度制限、公共交通機関の利用促進、相乗り、電気調理器への切り替え、可能な限りの航空移動の回避など、10項目の勧告を発表した。