米ニューメキシコ州の陪審は、Metaが州の消費者保護法に違反したとして、同社に3億7500万ドルの賠償金を支払うよう命じる評決を下した。この評決は、Metaが児童の性的搾取のリスクがある中で、プラットフォームの安全性についてユーザーを誤導したとする訴えを受けたもの。Metaは不服として控訴する方針。
ニューメキシコ州の陪審は、ラウル・トーレス司法長官が起こした民事訴訟において、すべての項目でMetaの責任を認め、消費者保護法に基づく上限額である3億7500万ドルの賠償支払いを命じた。2023年に提起されたこの訴訟は、MetaがFacebook、Instagram、WhatsAppといった同社のプラットフォームが児童を性的搾取、セクストーション(性的脅迫)、自傷行為を促すコンテンツ、グルーミング、精神衛生上の悪影響にさらしていることを認識しながら、安全を優先していると公言しつつ十分な対策を講じてこなかったと非難するものだった。ロイター通信が最初に報じたところによると、陪審員は検察側が提示した、10代の精神衛生に関する研究やこれらの問題を議論した幹部らの電子メールなど、Metaの内部文書を検証した。評決は数週間に及ぶ裁判の最終弁論の翌日に下された。Metaの広報担当者アンディ・ストーン氏は、「評決には納得がいかず、控訴する予定である。我々はプラットフォーム上の利用者の安全を守るために懸命に取り組んでおり、悪質な行為者や有害なコンテンツを特定・削除することの難しさについても明確に伝えてきた。今後も毅然と自社の立場を主張し、オンライン上の10代の保護に関するこれまでの実績に自信を持っている」と述べた。一方、トーレス司法長官は今回の結果を家族にとっての「歴史的な勝利」と称賛し、「Metaの幹部らは自社製品が子供たちに害を及ぼしていることを認識し、自社従業員からの警告を無視し、知っていることについて一般市民に嘘をついてきた。本日、陪審は家族や教育者、児童の安全専門家らとともに、もはや許容できないという意思を示した」と語った。州側はさらに、Metaが「公衆の迷惑」に該当すると主張し、5月に予定されている裁判官による審理において、追加の罰金やプラットフォームの改善を求めていく方針である。今回の評決は、マーク・ザッカーバーグCEOが証言したソーシャルメディア依存症をめぐるロサンゼルスでの訴訟など、Metaに対する同様の監視が強まる中で下された。