沖縄県では今年、重要な選挙が相次ぐ中、自民党と公明党の協力が再び注目を集めている。両党の連立は昨年解消されたが、全沖縄勢力に対抗するため、名護市長選での連携が予定されている。一方、秋の知事選に向けた調整はまだ進んでいない。
沖縄県の選挙戦が本格化する中、自民党と公明党の関係が焦点となっている。両党の連立は昨年終了したが、全沖縄勢力――日本共産党などが結成したグループ――に対抗するため、協力は不可欠だ。
今年の最初の重要選挙は名護市長選で、1月18日から選挙運動が正式に開始され、25日に投票が行われる。名護市は、宜野湾市から移設される米海兵隊普天間飛行場の受け入れ先となる。対立候補は、現職の渡口明豊氏(64)と、元市議の翁長久美子氏(69)。渡口氏は自民党の支援を受け、普天間移設を支持する立場だが、辺野古への移設については明言を避けている。一方、翁長氏は全沖縄勢力の支援を受け、玉城デニー知事(66)を支持する。
公明党の沖縄支部も渡口氏を推薦しており、自民党幹事長の小林鷹之氏は那覇での党会合で「選挙の年が始まった。手段を選ばず成功させねばならない」と語った。
一方、玉城知事の任期は9月に満了する。全沖縄連合は火曜日に玉城氏の3選出馬を正式に要請する予定だ。自民党の地元組織は12年ぶりに知事選を制するため、地元企業と連携。日曜にも候補者選定の委員会が決める見込みだ。
公明党の斉藤鉄夫代表は那覇の会合後、記者団に対し「地元の意見を尊重し、本部として慎重に検討したい」と述べた。過去、1998年の知事選で両党は沖縄で初めて連携し、公明党の投票指示を避けたことで自民推薦候補が勝利した経緯がある。公明党関係者は「玉城氏への支援は考えにくい」と語る。