北朝鮮は4月26日、平壌にて「海外軍事作戦戦功記念館」を開館し、ウクライナでロシアを支援中に戦死した兵士らを追悼した。式典には金正恩総書記が出席し、両国の絆の強化を強調。ロシア側からはヴャチェスラフ・ボロジン国家ドゥーマ議長とアンドレイ・ベロウソフ国防相が参列した。この日は、ロシアによるクルスク州奪還から1周年に当たる。
朝鮮中央通信(KCNA)およびロシアのタス通信によると、平壌で4月26日に開催された「海外軍事作戦戦功記念館」の開館式は、2025年4月26日にロシアがウクライナ軍からクルスク州を「解放」してから1周年の節目に行われた。同博物館は2025年10月に着工し、金正恩総書記による数度の視察(2026年2月13日には「神聖な記念碑」にするよう指示)を経て、今回の式典に合わせて完成した。
主要な出席者には、北朝鮮の金正恩総書記のほか、ウラジーミル・プーチン大統領の指示を受けて訪朝したロシアのヴャチェスラフ・ボロジン国家ドゥーマ議長、そしてアンドレイ・ベロウソフ国防相が名を連ねた。ボロジン議長は、北朝鮮の最高人民会議議長である趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏に出迎えられ、議会関係者らと会談した。
金総書記は演説の中で、同館が二国間の絆に対する責務を象徴するものだとし、「戦争のルールがいかに変化しようとも、いつどこで危機が発生しようとも、我々は一致団結した力で、誠実かつ献身的で強力な砦として強化されなければならない」と述べた。また、クルスクでの作戦が「ファシズム」を阻止し、「覇権主義的な野望」を打ち砕く上で「戦略的」な重要性を持つと強調した。
金総書記はボロジン議長およびベロウソフ国防相とそれぞれ個別に会談した。ベロウソフ国防相は、ロシアが「2027年から2031年にかけての露朝軍事協力計画」を締結する準備ができていることを金総書記に伝えた。ボロジン議長は、金総書記の再選に対するプーチン大統領の祝辞を伝え、北朝鮮の「兄弟的な支援」に対して感謝の意を表した。
北朝鮮は2024年6月の戦略パートナーシップ条約締結以降、ロシア支援のために約1万5000人の兵士と武器を派遣しており、韓国の情報当局は北朝鮮軍の死傷者を6000人と推計している。今回の行事は、両国の軍事協力が深化していることを浮き彫りにした。