上院特別委員会は、中東での紛争勃発時に石油会社間で行われたとされる価格引き上げの共謀疑惑について調査を開始する。シャーウィン・ガッチャリアン上院議員は、エネルギー省によるカルテル化への調査要請を歓迎し、JV・エヘルト上院議員は政府に対し緊急権限の行使を求めた。
上院は石油危機に対処するための特別委員会「PROTECT」を設置し、中東での紛争開始時に石油会社が共謀して価格を引き上げた疑いについて調査に乗り出す。「タイムリーかつ効果的な危機戦略のための積極的対応および監視(Proactive Response and Oversight for Timely and Effective Crisis Strategy)」委員会の委員長を務めるシャーウィン・ガッチャリアン議員は、フィリピン競争委員会に対しカルテル化や不当な利益追求を調査するよう求めたシャロン・ガリン・エネルギー次官の決定を歓迎した。ガッチャリアン議員はフィリピン語で、「カルテルに似た行為や共謀の可能性があると正式に宣言されたことは良いことだ」と述べた。同氏は、一斉かつ同水準での価格引き上げはカルテルの兆候であると指摘し、中東以外の地域との供給契約や不当利益対策の進捗状況を確認する意向を示した。また、古い在庫を高い交換コストで販売する石油各社の姿勢を批判し、仕入れ価格に基づいて販売すべきだと主張した。一方、JV・エヘルト上院議員は、マルコス政権に対し、石油規制緩和法の第14条(e)に基づく緊急権限を行使し、一時的に石油事業の管理権を掌握して価格上限を設定するよう求めた。同氏はラジオ局dwIZに対し、「国家非常事態である以上、政府が価格高騰を抑制できるよう、こうした措置をとるべきだ」と語った。また、価格の急激な引き上げや遅々とした値下げに対する苦情が相次ぐ中、エネルギー省の役割を監視のみに限定している現行法の見直しも提案した。