東京電力は1月22日夕方、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所6号機を再稼働させた。福島第一原発事故以来初の再稼働で、地元住民の意見は分かれている。商業運転は2月26日予定だ。
東京電力ホールディングス(TEPCO)は、2026年1月22日夕方、新潟県柏崎刈羽原子力発電所6号機を再稼働させた。この原子炉は出力約136万キロワットで、日本で15番目の再稼働となる。元々は22日火曜日の再稼働予定だったが、土曜日の設定ミスで制御棒の警告システムに問題が生じ、延期された。TEPCOは水曜早朝にシステムを検査し、調整後、原子力規制委員会(NRA)の承認を得て制御棒を引き抜いた。再稼働後約2時間で臨界状態に達する見込みだ。
TEPCOは今月中に試験発電を開始し、蒸気で駆動される機器を検査しながら発電出力を徐々に上げていく予定。2012年3月以来約14年ぶりの稼働のため、一時停止して機器の異常を点検する。問題がなければ、NRAの最終確認後、2月26日に商業運転を開始する。
この6号機は先進沸騰水型炉(ABWR)で、福島第一の沸騰水型炉(BWR)より安全性が高いとされる。2013年の新規制基準に基づき、地震・津波対策を強化しており、海抜15メートルの防潮堤、水素爆発防止装置、複数バックアップ電源を備える。
一方、地元住民の反応は二分。反対する市民団体が新潟市のTEPCO事務所前で抗議集会を開いた。一方、柏崎市の旅館を営む60代男性は「使わないのはもったいない」と語り、「先人たちが(原発を)ここに持ってきたのだから、続けるしかない」と述べた。