マス・ジェネラル・ブリガムによる新たな研究で、成人には無関係と考えられていた小さな臓器である胸腺が、寿命や疾病リスクに大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。科学者らはAIを用いてCTスキャンを解析し、胸腺が健康であるほど死亡リスクやがんの進行リスクが低下することを突き止めた。
研究チームは、肺がん検診試験に参加した2万5000人以上の成人と、フラミンガム心臓研究の参加者2500人以上のCTスキャンを調査した。彼らは、胸腺の大きさ、構造、構成に基づいて「胸腺健康スコア」を算出した。その結果、スコアが高い成人は、全死因による死亡リスクが約50%、心血管死のリスクが63%、肺がんのリスクが36%それぞれ低いことが判明した。