日本で行われた新たな研究によると、高齢者が美術館や劇場、映画館へ定期的に通うことは、生理学的な若さと関連があることが分かりました。
東京科学大学の研究チームは、イングランドに住む50歳以上の男女1,899人を対象にデータを分析しました。その結果、文化的活動への参加度が高いグループの平均的な生理学的年齢は66.9歳だったのに対し、参加度が低いグループは69.9歳であることが判明しました。
本研究では、血圧、コレステロール値、歩行速度など10種類の健康指標を測定しました。文化的関与の指標が1ポイント上がるごとに、生理学的年齢が0.085歳若くなるという関連が認められました。
著者らは、文化的活動は社会的なつながりやメンタルヘルス、より健康的な習慣を支える可能性があると指摘しています。また、今回の研究は観察研究のため直接的な因果関係を証明するものではありませんが、その影響は定期的な身体活動と同程度である可能性があると述べています。
この研究結果は、『Journal of Epidemiology and Community Health』誌に掲載されました。