米国の企業が、抗老化タンパク質「クロトー」のレベルを高めるよう設計された未承認の遺伝子治療を提供する計画を立てている。治療はホンジュラス、バハマ、パナマのクリニックで提供される予定で、米国の規制要件を回避することを狙っている。
テキサス州オースティンに拠点を置くミニサークル社(Minicircle)は、ミニサークルDNAを使用して腹部の脂肪細胞にクロトーを産生させる注射療法を開発した。同社は待機リストを作成しており、今後6か月以内にホンジュラスのプロスペラ、パナマシティ、バハマのパラダイスアイランドにある提携クリニックで治療を開始する見込みである。
同社は2025年10月から約24人を対象とした概念実証試験を実施したが、結果は公表されていない。創業者兼CEOのマック・デイビス氏は、自身で治療を受けた後に一時的なめまいと時間感覚の変化を経験したと報告している。
医療倫理の専門家らは、厳格な臨床試験の欠如と潜在的なリスクについて懸念を表明している。同社は2022年から同じ海外拠点でフォリスタチン遺伝子治療も提供しており、その治療費は2万5000ドルと報告されている。