伝説的な『ファイナルファンタジー』の画家である天野喜孝が、Anime Expo 2026にて新作アニメシリーズとカリフォルニア州を拠点とする制作会社の設立を発表した。同プロジェクトは、伝統的な手描きの技術を重視している。
天野喜孝は、2013年にDark Horse Comicsから出版された自身の画集をアニメ化した『ZAN』を発表した。このリミテッドシリーズは、時空を超えるSFアクションファンタジーとして描かれている。
制作は、デジタルスキャンを行う前に紙の上で描かれた手描きのアートに全面的に依存している。90秒のパイロット版フィルムには2,700枚の原画が使用され、池田成や吉田徹といった監督陣がスタッフとして名を連ねている。
また、天野は自身の知的財産を国際的なブランドへと発展させることを目的としたロサンゼルスのスタジオ「Yoshitaka Amano Inc.」の設立も明らかにした。『ZAN』シリーズは2028年以降の公開を予定しており、他にも未発表の2つのアニメーションプロジェクトが進行中である。
天野は手描き作品へのこだわりについて、3年前にサンタモニカ・ピアを訪れたことがスタジオ設立の決断につながったと説明した。同氏は、芸術的なプロセスを維持することが、この取り組みの核心であると述べている。