『Marvel's Spider-Man 2』でマイルズ・モラレスの声優を務めるナジ・ジェター氏は、インソムニアック・ゲームズがヴェノムの単独スピンオフ作品や追加DLCを計画していたものの、ヴェノム役のトニー・トッド氏の死去によりそれらが中止されたと語った。一方、ブルームバーグの記者ジェイソン・シュライアー氏はこの主張を否定している。本件は、ゲーム内に未発表のヴェノム関連コンテンツが存在していたことが過去に発覚した背景もあって注目を集めている。
ナジ・ジェター氏はポッドキャスト番組「Love It Film」に出演し、インソムニアック・ゲームズがかつて『Marvel's Spider-Man 2』のヴェノム版DLCに加え、完全新作となるヴェノムのゲームを計画していたことを明かした。ジェター氏はその計画が中止された理由として、2024年に69歳で死去したシンビオート役の声優、トニー・トッド氏の死を挙げている。同氏によれば、インソムニアックからプロジェクトの詳細を見せられたことがあり、本編内のヴェノム操作パートを基盤とした内容だったと語った。トッド氏の威圧感ある演技は、『Spider-Man 2』におけるヴェノムの魅力の一つとなっていた。2024年3月、『Spider-Man 2』の「ニューゲームプラス」アップデートで開発用メニューが一時的に露出する不具合が発生し、ヴェノムや若きピーター・パーカー、MJでのフリーロームといった未使用コンテンツが発見された。これにより、カットされた機能や計画されていた拡張コンテンツの存在が示唆されていたが、スタジオ側は迅速に修正パッチを適用した。ブルームバーグのジェイソン・シュライアー氏はResetEraの掲示板にて、この主張に対し「それは事実ではない」と短く否定した。掲示板のユーザーからは、この情報が最近開催されたゲーム開発者会議(GDC)での議論と矛盾しているとの指摘も挙がっている。インソムニアックはトッド氏が死去する1ヶ月前の時点で、『Spider-Man 2』に関する追加のストーリーコンテンツの計画はないと明言していた。Eurogamerはソニーに対し、インソムニアックが進めているヴェノム関連プロジェクトについてコメントを求めている。現在、同スタジオは9月発売予定の『Marvel's Wolverine』の開発に注力している。