開発中止となった「The Last of Us」のマルチプレイヤーゲームでディレクターを務めていたヴィニット・アガルワル氏は、約3年前にノーティードッグがプロジェクトを打ち切った際、すでに完成度が約80%に達していたことを明らかにした。ランス・E・リー氏とのインタビューの中で、アガルワル氏は、この決定が新型コロナウイルス流行後のオンラインゲーム需要の低下と、スタジオの社長であるニール・ドラックマン氏が主導するシングルプレイヤータイトルを優先する方針によるものだと説明している。同氏は、7年間にわたる取り組みの末の打ち切りを「魂が砕かれるような経験だった」と語った。
ノーティードッグは、次期PS5タイトル『Intergalactic: The Heretic Prophet』をはじめとする同スタジオの看板であるシングルプレイヤーのナラティブ(物語重視)作品にリソースを集中させるため、計画していた「The Last of Us」のマルチプレイヤーゲームを2023年初頭に中止した。現在スタジオを退社し、日本で新たに会社を設立したアガルワル氏は、ランス・E・リー氏のポッドキャスト番組「LelPodcast」の中でこれらの詳細を語った。同氏によると、新型コロナウイルスのパンデミックにより外出自粛でプレイヤー数が増加した2020年頃、ソニーはこの種のオンラインゲームに多額の投資を行っていた。ゲーム自体は社内で良好なパフォーマンスを示しており、完成度は約80%に達していたという。