『The Last of Us』のライティングアーティストとしてノーティードッグに在籍していたガブリエル・ベタンクール氏は、同シリーズのクリエイターであるニール・ドラックマン氏と、ゲームの世界における複数の免疫保持者について過去に議論したことを明かした。ドラックマン氏は物語をより複雑にするために、冬虫夏草の感染に耐性を持つ人々や、そうした人々の集団の存在を示唆していたが、ベタンクール氏はそのアイデアが物語の感情的な重みを損なうと懸念を示した。
ガブリエル・ベタンクール氏は、YouTuberのKiwi Talkzとのインタビューの中で、ニール・ドラックマン氏とのやり取りの詳細を語った。ドラックマン氏は、『The Last of Us』の終末的な世界において、冬虫夏草に免疫を持つ人々が「数人」存在し、さらには「そうした人々の集団」が存在するという案を提示していた。同氏はエリーの特別な免疫という要素を超えて、より多層的な物語へと広げようとしていたが、これはジョエルがファイアフライの病院でエリーを救い、治療薬の可能性を断念するという物語の核心的な決断の動機となっている。ベタンクール氏は、エリーが唯一の免疫保持者であるという特別性が物語の「柱」であり、それが物語とジョエルの行動に重みを与えていると主張した。また、免疫を持つ人々が広く存在することになれば、人類の希望としてエリーを守るという物語の焦点が薄れてしまうと指摘した。ノーティードッグが将来の作品でこのコンセプトを採用するかどうかは不透明である。ドラックマン氏は最近、シリーズの道のりにはまだ「いくつかの目的地」が残っていると語ったが、3作目の制作は正式に発表されていない。一方、同スタジオは2024年後半に発表された『Intergalactic: The Heretic Prophet』を開発中であり、賞金稼ぎジョーダン・A・マン役にタティ・ガブリエルを迎え、信仰や宗教をテーマにした物語が描かれる予定である。