Insider Gamingのトム・ヘンダーソン氏の報道によると、Eidos-Montréalは約124名の従業員を解雇し、『Wildlands(仮題)』と目されていた未発表のオープンワールドゲームの開発を中止した。スタジオヘッドのダビッド・アンフォッシ氏も、Embracer傘下の同スタジオを去る。2019年初頭から開発が進められていたこのプロジェクトには、多大なリソースが投じられていた。
Embracer Group傘下のEidos-Montréalは今週、約124名の人員削減を発表した。今回の削減は、7年にわたり開発が続けられていた三人称視点のオープンワールド・アクションアドベンチャー『Wildlands』の中止と時期を同じくしている。Insider Gamingのトム・ヘンダーソン氏が3月31日に報じたところによれば、同プロジェクトは、2024年1月に中止された『Deus Ex』の新作や、Embracerによるスタジオ買収後に打ち切られた『Legacy of Kain』のリブート版など、他の開発プロジェクトからリソースを転用していた。同スタジオは近年、『Grounded 2』や『Fable』といったXboxタイトルの開発支援も行ってきたが、2021年の『Guardians of the Galaxy』以降、自社主導によるゲーム作品はリリースしていない。ヘンダーソン氏が引用した情報筋によると、『Wildlands』は4種類ものゲームエンジンを使い分ける苦労や、物語の方向性を巡る対立、そして数億ドル規模にまで膨れ上がった予算の問題に直面していたという。本作の主人公は「リバー」という名の若者で、「スピリットバウンド」と呼ばれるグループの一員という設定だった。このグループは魔法の杖を使って悪霊を退治する若者たちで、移動手段として巨大なネズミのような生物をはじめとする神話上の生き物に乗ることもできた。ヘンダーソン氏は、公開された映像から本作がほぼ完成状態にあり、年内のリリースも視野に入っていた可能性があると指摘している。しかし、Embracer側は投資回収の見込みがないと判断し、これ以上の投資を打ち切った模様だ。Insider Gamingの2025年12月のレポートによると、Eidos-Montréalは現在、『Alien』のアクションアドベンチャーゲームの開発へとシフトしているという。