Sanzaru Gamesのチームが2019年、『Jak and Daxter: The Precursor Legacy(邦題:ジャック×ダクスター 旧世界の遺産)』のリマスター版をソニーに提案していたが、却下されていたことがわかった。元SanzaruのアニメーターであるTravis Howe氏が、LinkedInにて提案用のサンプルシーンを公開し、重要な場面を刷新したバージョンを披露した。この事実は、PlayStation 2の古典的プラットフォームゲームのファンの間で大きな反響を呼んでいる。
2019年、Sanzaru Gamesの開発陣は、もともとNaughty DogがPlayStation 2向けにリリースしたシリーズ第1作『Jak and Daxter: The Precursor Legacy』のリマスター、あるいはリメイクの企画を立ち上げた。2018年から2026年まで同社でアニメーターとして勤務していたTravis Howe氏は、刷新されたビジュアルを示すために、ダクスターが取り乱すシーンを忠実に再現したアニメーションを制作した。Howe氏はそのクリップをLinkedInに投稿し、「以前、チームが集まって『ジャック×ダクスター』のリマスター企画を提案した。私はそのアップデート版がどのような見た目になるかを示すため、IGC(ゲーム内シネマ)をショット単位で再現するアニメーション制作を依頼された」と述べている。この提案はソニーから依頼されたものではなく、2013年に成功を収めた『Sly Cooper: Thieves in Time(邦題:怪盗スライ・クーパー)』の時と同様に、承認を求めて持ち込まれたものだった。しかし、ソニーはプロジェクトの承認を見送った。ジャック×ダクスターシリーズは、Naughty Dogが別のプロジェクトに注力した後にHigh Impact Gamesが開発した『Jak and Daxter: The Lost Frontier(邦題:ジャック×ダクスター 〜エヴォリューション〜)』が2009年に発売されて以来、メインシリーズの新作は登場していない。Naughty DogはPS3時代にシリーズの復活を検討したこともあったが、『The Last of Us』の開発を優先した。この企画で知られるSanzaruは2020年にMetaによって買収され、VR開発に転換したのち、2026年1月に閉鎖された。3月25日にアカウント@eco_mmunityなどで広く拡散されたHowe氏の投稿は、PS2時代の名作を再訪したいと願うファンの根強い関心を浮き彫りにしている。