石川県にルーツを持つ157年以上の歴史を持つ薬局チェーン、クスリのアオキホールディングスで、創業家の6代目である青木兄弟が、最大株主のイオンとアクティビストファンドのオアシス・マネジメントとの支配権争いを繰り広げている。兄弟は1年半前に物議を醸した株式報酬発行により個人保有株を増やし、火曜日にも緊急株主総会を招集する予定だ。議題は、イオンとオアシスの持分を希薄化させる毒薬条項の導入である。
石川県は日本海に面した山岳地帯の辺鄙な県だが、1869年に遡る地元に根ざした薬局チェーン、クスリのアオキホールディングスの運命は、数100キロ離れた東京の金融市場に影響を及ぼす可能性がある。同社は創業家の6代目である兄弟によって運営されており、社長の青木宏憲氏と弟の青木崇憲氏が、最大の外部株主であるイオンとアクティビストファンドのオアシス・マネジメントとの支配権を争っている。
兄弟は約1年半前に物議を醸した株式報酬発行を通じて個人保有株を増加させた。これにより、彼らの影響力を強めた形だ。火曜日の緊急株主総会では、いわゆる毒薬条項の防御策が議題に上る。この策は、イオンとオアシスの持分を希薄化させるもので、創業家が会社のコントロールを維持するための手段として位置づけられる。
この争いは、日本の企業統治の文脈で注目を集めている。クスリのアオキは薬局業界の小売業者として知られ、株価や投資への影響が懸念される。石川の地方企業が東京の市場に波及する事例として、株主間の緊張関係が浮き彫りになっている。