沖縄の主島から離れた離島で地元薬局が閉店した後、那覇のすこやか薬局がビデオ通話による医薬品提供を開始した。これにより、宮古島の南大東島や与那国島の住民が遠隔で薬を受け取れるようになった。
沖縄県の離島では、医療アクセスの課題が長年指摘されてきた。南大東島と与那国島の地元薬局が閉店した後、那覇市京原にあるすこやか薬局の京原店がオンラインサービスを強化した。この取り組みは、島嶼部の住民が主島まで足を運ばずに医薬品を入手できるようにするものだ。
9月のとある日、63歳の薬剤師、仁田邦弘氏はビデオ通話で南大東村の患者と話していた。「調子はどうですか? 前回と同じく20日分の薬をお出しします」と親しげに語りかけた。このようなやり取りを通じて、薬局は患者の健康状態を確認しながら処方箋に基づく薬を配送している。
南大東島は沖縄本島から東へ約360キロメートル離れた場所に位置し、与那国島も同様に遠隔地だ。すこやか薬局のこのサービスは、インターネットを活用した医薬品供給の新たなモデルとして注目されている。島民にとっては、移動の負担が減り、日常的な医療が身近になる利点がある。一方で、ビデオ通話の安定性やプライバシー保護などの課題も残るだろう。